あのとき、フラれて、ありがとう。

ストロボエッジ 


好きな人に、
好きな人がいても
好き。


30後半のおっさんだった自分が
6年前に書いたセンチメンタルなコピー。
いま書いたら確実に炎上しそうですが、
論理的にはこう考えてました。


原作は
「登場人物全員が片想いしている」少女漫画。
ストーリーを説明するなら
「全員が全員、片想い」的な感じかと。
でも、これだと、リアルに恋してる
中・高校生(ターゲット)にとっては
”他人ごとの恋の話し” になってしまうので、

第三人称的から第一人称言葉にすることで、
共感性を高め、
説明コピーばかりの競合(恋愛映画)との
差別化をはかる的な作戦です。


だけど、
これらはぜんぶ後付け…
このコピーの生みの親は、
まったくモテなかった中・高校生の頃の自分です。

中学の卒業式の日に
好きだった女の子の家に行って
ピンポンを鳴らして告白。
帰ってきた答えは
「ごめんなさい。A君のことが好きだから」。

A君は一緒に都の選抜にも入ったサッカー部の親友。
40をこえた今もたまに飲みますが、
それが奇跡的なほど当時は恨んでました笑。

で、中学卒業後も2年ほど、
ずっとそのコのことが好きで…
いま思えば男子校&部活バカだったので、
異性との出会いもなく
昔の感情に浸ってただけのイタい奴。

なので、時代は違えど片想いといえば
当時の自分がターゲットになるので、
その頃の諦めが悪くてしつこくてウザい自分を
許してあげるコピーを書きました。


このコピーはいろんな方に
「お前らしい」と言われたりもしますが、
それは、きっと
昔から全然変わらない
僕の「ウザつよさ」が
滲み出ているからだと思います。